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結婚指輪・婚約指輪の知識
結婚指輪に入れる誕生石とは?種類や誕生石を使ったアレンジ方法を紹介
結婚指輪に誕生石を取り入れようと考えている人もいるのではないでしょうか?
2人が出会った日や結婚式、プロポーズなどの記念日の誕生石を選ぶ人もいますし、子どもが生まれた月の宝石を選ぶ人も見受けられます。
インサイドストーンアレンジやダイヤとセットのアレンジなど、誕生石を使ったアレンジ方法にはさまざまなものがあります。誕生石を指輪につけるなら、理想の結婚指輪にするためにもどのような種類の誕生石があるか、どのようにアレンジできるか理解しておいたほうがよいでしょう。
今回の記事では、結婚指輪に入れる誕生石の基本的な知識や結婚指輪で人気のある誕生石のアレンジ方法、誕生石の種類を紹介します。
目次
誕生石とは、1月から12月までの各月にあてはめられた宝石のことです。
それぞれの誕生石には意味が込められており、身につけることで幸せが訪れる、願いが叶うといわれています。縁起が良いので結婚指輪に誕生石を取り入れる人も多いです。
旧約聖書「出エジプト記」に出てくるイスラエルの祭司長が身につけていた12種類の宝石や、新約聖書「ヨハネの黙示録」で登場する聖都の城門の12個の土台石などが誕生石の発祥といわれています。
誕生石には様々なものがあり、各地域で誕生石にバラつきが出てきてしまいました。そこで宝石の普及を目指してアメリカの宝石業界が統一化を図りました。日本においても1958年に全国宝石商組合が誕生石を制定しています。
ここでは、工房スミスで用意している誕生石を紹介します。各誕生石の色や意味は以下です。
月 | 石の種類 | カラー | 石言葉 |
---|---|---|---|
1月 | ガーネット | 赤、紫、赤、緑など | 実り |
2月 | アメジスト | 紫 | 真実の愛、誠実、心の平和 |
3月 | アクアマリン | 青 | 幸福、聡明、富 |
4月 | ダイヤモンド | 無色透明、ファンシーカラー | 変わらぬ愛、純愛、永遠の絆 |
5月 | エメラルド | 緑 | 幸福、幸運、愛、希望 |
6月 | ムーンストーン | 無色透明、白、青色閃光、オレンジ | 健康、幸運、恋の予感 |
7月 | ルビー | 赤 | 情熱、勝利、仁愛、威厳 |
8月 | ペリドット | 黄緑 | 夫婦愛 |
9月 | サファイア | 青、黄、オレンジ、ピンクなど | 慈愛、誠実、真実 |
10月 | トルマリン | 赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫など | 希望、無邪気、潔白、友情 |
11月 | トパーズ | 黄、青、ピンク、ゴールデン、シェリーカラーなど | 成功、希望、誠実、友情 |
12月 | タンザナイト | 青紫、青、ピンク | 神秘、冷静、誇り高い |
各月の誕生石について詳しく紹介していきます。
ガーネットは「実り」などの意味がある大人っぽい雰囲気の宝石です。
一般的に知られている赤色のほか、紫色や赤色、緑色などさまざまなカラーがあります。カラーバリエーションが豊富なので、普段着る服装や自分に合った指輪を作ることができます。
紫⽔晶と呼ばれることもあるアメジストは「真実の愛」などの意味をもつ宝石です。心と体に安らぎを与えるといわれています。
紫⾊の宝石でエレガントなイメージがあるので、落ち着いた印象になり、幅広い年齢に合うでしょう。
アクアマリンは「幸福」や「冨」などの意味をもつ、海水のようなブルーが特徴的な宝石です。心に潤いや豊かさを与えるといわれており、船乗り達の御守りとされていました。
透明度が高く、爽やかな印象を与えます。カジュアルな服装とも相性が良いですし、アクセントとしても使える宝石です。
ダイヤモンドは結婚指輪につける宝石として人気の高い種類です。「変わらぬ愛」や「永遠の絆」などの意味が込められています。
ダイヤモンドは宝石のなかでも価値が高いので、指輪の価値をより高めてくれるでしょう。上品で華やかな印象を与えます。
エメラルドは鮮やかな緑が特徴的で「幸運」や「愛」などの意味をもつ宝石です。クレオパトラが最も愛した宝石といわれており、愛の象徴としても知られています。
明るい緑色のエメラルドは、ひときわ目を引くでしょう。
月長石と呼ばれるムーンストーンは、光の加減によって白色や青色に輝く宝石です。「健康」や「恋の予感」などの意味が込められています。
キャッツ・アイ効果が見られることがあり、幻想的な雰囲気が魅力です。
「情熱」や「仁愛」の石言葉をもつルビーは輝かしい赤色の宝石です。
さまざまなカットが可能で、カラーだけでなくあらゆるデザインを楽しむことができます。その深い赤色は女性らしさを感じさせます。
ペリドットは「夫婦愛」の意味が込められており、結婚指輪としても人気のある宝石です。発色の良い黄緑色が特徴的で、明るい印象を与えます。
色味が魅力的な宝石で、ほかにない指輪にすることができるでしょう。
サファイアは「慈愛」や「誠実」などの石言葉をもつ宝石です。一般的に知られている青色以外にもさまざまなカラーバリエーションがあります。
神秘的で深みのある色合いなので、より落ち着いた印象を与えます。
「希望」や「潔白」などの意味をもつトルマリンは、擦ると帯電する性質を持つので電気石と呼ばれる宝石です。
カラーバリエーションが豊富ですが、ピンク色のトルマリンは特に人気があります。落ち着いた気品を感じさせる宝石です。
紅海のトパソス島が由来となったトパーズは黄玉と呼ばれる宝石で、黄色のほかに青やピンク、ゴールデン、シェリーカラーなどさまざまな色があります。
「希望」や「誠実」などの石言葉をもちます。鮮やかな色合いを活かした結婚指輪に仕上げることができます。
タンザナイトは「神秘」や「冷静」などの意味をもつ宝石です。見る方向によって色の輝き方が変わり、青紫や青色、ピンクなどの色が現れます。
結婚指輪に誕生石を入れることで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
誕生石を入れることで、結婚指輪に対する愛着が湧きやすくなります。
それぞれの誕生石には石言葉があるので、結婚指輪に特別な意味を込めることができますし、好きなカラーの宝石を入れることで自分好みのデザインに仕上げることができます。
結婚記念日や子どもの誕生日などにちなんだ誕生石を入れれば、特別感が増して、より大切に使いたいと感じるようになるでしょう。
刻印や表面加工など結婚指輪をアレンジする方法は他にもあるので、永く使用することを考えて愛着の湧くデザインを目指しましょう。
ダイヤモンド以外の誕生石は、ダイヤモンドよりもリーズナブルな価格でつけられる可能性があります。
結婚指輪にはダイヤモンドが選ばれることが多いですが、ダイヤモンドの価格は高く、誕生石であるムーンストーンやパールよりも3倍のコストがかかることがあります。
そこでそれ以外の誕生石を選べば、コストを抑えながらも華やかな結婚指輪を作ることができるのです。
特にムーンストーンやパール、ガーネット、アクアマリンは比較的安く入手できる誕生石なので、コストを抑えたいという人はチェックしてみましょう。
誕生石でアレンジを加えることで、結婚指輪のデザインに広がりが出ます。
誕生石にはさまざまな形、カラーのものがありますし、誕生石を入れる場所やサイズによっても結婚指輪の雰囲気が変わってきます。
他にも、表面加工やミル打ち、刻印、内石など、結婚指輪をアレンジの方法はさまざまです。
記念となる結婚指輪はオリジナルのデザインにしたい、スペシャル感を出したいという人はアレンジをして理想の指輪を作りましょう。
それでは、結婚指輪ではどのような誕生石のアレンジが人気なのでしょうか?
誕生石を使った結婚指輪のアレンジの中でも、インサイドストーンアレンジは人気があります。インサイドストーンアレンジとは、結婚指輪の裏面に小さく誕生石を埋め込むアレンジ方法です。
身につけている状態では誕生石が埋め込まれていることがわからないので、指輪のデザインや使い勝手などを気にする必要がなく、隠れたおしゃれを楽しめます。
シンプルな見た目を保ちつつも、誕生石によって意味の込められた結婚指輪を作ることができます。
ダイヤモンドと誕生石をセットでアレンジするのもよいでしょう。
ダイヤや誕生石をひとつだけ表面に大きく入れるのではなく、メレダイヤ(小さいダイヤ)とセットで入れることでより華やかで個性的なデザインになります。
結婚指輪にダイヤモンドを選ぶ人は多くいますが、誕生石を使ってカラーの入ったデザインにすれば他の人と被りにくくなります。
表面にはダイヤモンドを入れて、インサイドストーンアレンジで誕生石を入れることもできるので、アレンジを工夫しましょう。
結婚指輪にあしらった誕生石と同じものを使用したネックレスを用意する人もいます。
指輪とネックレスに統一感が生まれてコーディネートのポイントになりますし、顔周りに色が加わることで明るい印象になります。
パートナーとお揃いで身につけたり、指輪とネックレスを別々に使ったり、楽しみ方の幅が広がります。
ちなみに、チェーンを通して結婚指輪自体をネックレスにすることも可能なので、仕事上指輪をつけられないという人やネックレスのほうが身につけやすいという人などは、ネックレスを使ったアレンジを視野に入れるとよいでしょう。
石留めにこだわることで、理想のデザインに近づけることができます。石留めとは、宝石を金属の枠にセッティングすることです。
例えば、丸留めや彫り留め、マス留め、星留め、4点留めなどさまざまな留め方があります。
丸留めを選べば宝石を大きく見せることができますし、星留めや4点留めなどにすれば、ひねりのあるデザインにすることができます。
誕生石のデザインやカラーだけでなく、留め方にも注目してみてください。
ここでは、誕生石を入れた結婚指輪のデザイン例を紹介します。
エメラルドやトルマリンを使ったインサイドストーンアレンジです。ななこ留めで誕生石を小さくあしらうことで洗練された印象を与えます。誕生石のカラーはコントラストになっています。
結婚指輪に人気のあるダイヤモンド、素材にはプラチナを使用しています。表面加工やひねり、ななこ留めなどのアレンジを加えることで、シンプルな色合いながらも個性的な印象を与えます。
サファイアの爽やかなブルーを指輪の内側にあしらうことで、大人っぽい印象を与えます。表面には鏡面加工を施しており、ツヤのある鏡のような仕上がりになっています。
プラチナのシルバーカラーの中に、カラーダイヤモンドを加えることで印象的なデザインに仕上げています。ウェーブを描いたデザインや表面加工を加えることで、より一層大人っぽさの増すデザインになっています。
誕生石だけでなく、結婚指輪につける宝石については以下で解説しています。
結婚指輪の宝石といえばダイヤモンドを思い浮かべる人が多いですが、ダイヤモンド以外の誕生石を入れることで自分好みのデザインに近づけることができるかもしれません。
誕生石にはそれぞれ特別な意味が込められているので、より意味のある指輪にできますし、鮮やかなカラーで印象的なデザインにすることができます。ダイヤモンドとセットでアレンジしたり、指輪の内側に入れたりなど、アレンジの方法もさまざまです。
どのようなデザインにしたいか、どのような意味を込めたいかを考えて、理想の結婚指輪を目指しましょう。
工房スミス札幌店では、プロの職人が結婚指輪の手作り体験をサポートしています。Pt950のプラチナやK18のゴールドのほか、色々な種類の誕生石も用意しています。ダイヤモンドはGIAやCGLの鑑定書付きのものを用意しています。
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