結婚指輪・婚約指輪の知識
婚約指輪に「恥ずかしいブランド」は、基本的にありません。 アンケートで「恥ずかしい」と思う理由として紹介されているのは、「定番すぎる」「若者向けのイメージ」といったブランドの印象や好みに関するもので、指輪の品質を評価したものではありません。
本当に避けたいのは、ダイヤモンドの品質・保証・価格表示を確認できないお店です。この記事では、恥ずかしいと言われる理由、やめたほうがいいお店の見分け方、主要ブランド11社の特徴を順に解説します。

婚約指輪・結婚指輪について「恥ずかしいと思うブランドはあるか」を聞いた調査では、「恥ずかしいと思うブランドはない」と答えた人が62.6%(107名中67名) で多数派でした(出典:株式会社EXIDEA「【300人に調査】結婚指輪で恥ずかしい・やめたほうがいいブランドは?」掲載の「恥ずかしいと思う結婚指輪・婚約指輪のブランド」についてのアンケート。2025年9月、20〜60代の男女107名、インターネット調査)。
一方で、特定のブランド名を挙げた人も40名いました。記事に掲載された理由のコメント(40名のうち一部)は、「若者向けのイメージ」「定番すぎる」「ブランド感が強い」など、ブランドの印象に関するものでした。周りの声よりも、贈る相手と二人が納得できるかを基準にして大丈夫です。
「恥ずかしい」と言われやすいのは、次の4つのどれかに当てはまるブランドです。多くは受け取る人の好みや印象によるものですが、「値段が安すぎる」場合は、品質を書面で確認できるかも合わせて見ておきましょう。
人気のブランドは持っている人が多く、「人と同じ指輪になる」と感じる人がいます。特別感を重視するカップルが避けることがある一方で、多くの人に選ばれていること自体は、品質と信頼の裏付けでもあります。人と被りたくない場合は、同じブランドでもデザインや石の組み合わせを変える、オーダーや手作りを検討する、といった方法があります。
学生でも買いやすいアクセサリーのイメージがあるブランドは、「婚約指輪にはふさわしくない」と感じる人がいます。ただ、そうしたブランドにも、ブライダル専用の品質で作られたラインがあることは少なくありません。恋人時代の思い出のお店で選びたい、という理由も立派な決め手です。
気をつけたいのは、年齢を重ねても着けられるデザインかという点です。婚約指輪は何十年も持つものなので、今の好みだけでなく、10年後・20年後の自分の手に合うかも想像して選びましょう。
価格が安すぎると、「品質が低いのでは」「気持ちがこもっていないのでは」と思われることがあります。実際、安さを強く打ち出すお店の中には、ダイヤモンドの品質が分からないものもあります。
ただし、仕入れや販売方法の工夫で、品質を保ちながら価格を抑えているお店もあります。価格の高さではなく、品質が書面で確認できるかで判断しましょう。予算を抑えたい方は10万円台で選べる婚約指輪のガイドも参考になります。
有名ブランドが好きな人には、知名度の低いブランドが物足りなく見えることがあります。また、店舗が少ないとアフターサービスに不安を感じる人もいます。知名度が低くても、良い品質の指輪を扱うお店はたくさんあります。保証とアフターサービスの内容を確認できれば、知名度は大きな問題ではありません。
「恥ずかしい」は印象の問題ですが、次の特徴があるお店は、品質やその後のサポートで後悔する可能性があります。ブランド名ではなく、お店の売り方・説明の仕方で見分けましょう。
| チェック項目 | 確認すること | 注意したいサイン |
|---|---|---|
| ダイヤモンドの品質 | 4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)の評価を書面で示してもらえるか | 4Cの説明がない/品質を聞いてもはっきりしない |
| 石の種類の表示 | 天然ダイヤモンドか、ラボグロウンダイヤモンド(人工)か、類似石か | 天然かどうかが書かれていない/紛らわしい表示 |
| 保証・アフターサービス | サイズ直し・修理・クリーニングの内容と期間 | 保証書がない/購入後の相談先が分からない |
| 着け心地 | 試着して、内側の仕上げや引っかかりを確かめる | 内側の仕上げが粗く、指に当たって痛い |
| 価格表示 | 「通常価格」「セール価格」の比べ方 | いつ見ても「○%OFF」の二重価格になっている |
ダイヤモンド付きの婚約指輪では、ダイヤモンドの大きさや品質が価格を大きく左右します。品質が分からないと、その価格が妥当か判断しにくくなります。4Cの評価が書面で示されているかを必ず確認しましょう。4Cの意味と、婚約指輪でよく選ばれるグレードは婚約指輪の選び方(ダイヤモンドの4Cまで解説)で詳しく説明しています。
また、ラボグロウンダイヤモンド(研究所で育てたダイヤモンド)そのものは悪いものではありませんが、天然かラボグロウンかがはっきり書かれているかは確認してください。特にオンラインショップでは、表示を読み比べることが大切です。
婚約指輪は一生持ち続けるジュエリーです。サイズが合わなくなった、石がゆるんだ、というときに修理を頼めないと、大切な指輪を着けられなくなってしまいます。購入前に、サイズ直しや修理の条件、期間、費用を確認しておきましょう。
試着したときに内側が指に当たる、引っかかる、華奢すぎて不安に感じる、という場合は、作りに問題がある可能性があります。婚約指輪は特別な日だけでなく、普段にも着けることがあるものです。必ず試着して確かめましょう。
「通常価格20万円→セール価格10万円」のような二重価格表示は、それ自体がすぐに違法になるわけではありません。しかし、比べている「通常価格」が、最近相当期間にわたって実際に販売されていた価格とはいえないのに、そのことを正確に表示していない場合などは、景品表示法の不当表示(有利誤認表示)にあたるおそれがあります(出典:消費者庁「二重価格表示」、同「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」)。
いつ見ても割引になっているお店は、表示の「通常価格」に根拠があるかを確かめ、割引率ではなく、品質に対して価格が見合っているかで判断しましょう。
長く続いているブランドは、品質と信頼が時間をかけて評価されてきたといえます。ブランドの成り立ちや物語を知ると、指輪に込める意味も深まります。もちろん、歴史が浅くても信頼できるお店はたくさんあるので、歴史は判断材料の一つと考えましょう。
信頼できるブランドの多くは、4Cで一定以上のグレードのダイヤモンドを使う、独自の基準を設けるなど、品質の基準を公開しています。
産地への配慮も大切なポイントです。紛争の資金源になるダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)の取引を防ぐ国際的な仕組みに「キンバリープロセス認証制度」があります。この制度を守っているか、仕入れ先を説明しているかは、社会的な責任を持つブランドかどうかの目安になります。
石の留め方の精度や、内側の仕上げの丁寧さは、着け心地と長持ちに直結します。腕の良い職人がいて、購入後の修理やサイズ直しまで自社で対応できるお店は安心です。
ここでは、婚約指輪でよく名前が挙がる11社を、順位をつけずにタイプ別に紹介します。「ありえない」「恥ずかしい」と一緒に検索されることがあるブランドも含まれますが、なぜそう検索されるのかを示す調査は確認できませんでした。そのため理由の推測はせず、各社の公式サイトで確認できる特徴と、ご自身の好みや予算で判断するときの確認ポイントをまとめます。
※各社の情報は、2026年10月2日時点の公式サイトの記載にもとづきます。
1960年にロンドンで創立されたハイジュエリーブランドです。公式サイトでは、ダイヤモンドの原石の調達からカット・研磨・セッティングまで、すべての段階を監督しているとしています。
「グラフの婚約指輪はありえない」と検索されることがありますが、その理由を示す調査は確認できていません。こうしたダイヤモンドへの関わり方に魅力を感じるか、予算やデザインの好みに合うかを、公式サイトや店舗で確かめて判断しましょう。
1837年にニューヨークで創業したジュエリーブランドです。1886年に、6本の爪でダイヤモンドを持ち上げる婚約指輪「ティファニー® セッティング」と、ブランドカラーの「ティファニー ブルー ボックス」を世に送り出しました。
前述のEXIDEAのアンケートでは、特定のブランドを恥ずかしいと答えた40名の回答で、ティファニーは9票でした。掲載されたコメントは「定番すぎる」「ブランド感が強い」といった印象に関するもので、品質を評価したものではありません。定番のデザインが好みか、人と違うものを選びたいかで判断しましょう。
1847年創業の、フランスのジュエリーブランドです。婚約指輪・結婚指輪には「バレリーナ」や、ビスのモチーフで知られる「LOVE」などのコレクションがあります。
1932年にニューヨークで創業した、ダイヤモンドで知られるハイジュエリーブランドです。創業者のハリー・ウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されました。
1780年にパリで創業し、ナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの御用達となったジュエラーです。ティアラはショーメを代表するジュエリーで、皇后ジョゼフィーヌに着想を得た「ジョゼフィーヌ」コレクションがあります。
1858年にパリで創業した、フランスのジュエリーブランドです。1893年に、パリのヴァンドーム広場にブティックを構えた最初のハイジュエラーになりました。
1884年にローマで創業したジュエリーブランドです。リングでは、ローマのコロッセオに着想を得た「ビー・ゼロワン」がよく知られています。
1893年に真珠の養殖に世界で初めて成功した御木本幸吉が創業した、日本のジュエリーブランドです。ブライダルジュエリーも展開しています。
「ミキモトの婚約指輪はありえない」と検索されることがありますが、その理由を示す調査は確認できていません。ダイヤモンドの婚約指輪を探している場合は、公式サイトのブライダルジュエリーで扱いのあるデザインを確かめ、好みに合うかで判断しましょう。
婚約指輪・結婚指輪の専門店です(公式サイトでは「婚約指輪や結婚指輪の日本初の専門店」としています)。レーザー刻印やシークレットストーンなどのオプションを組み合わせて、自分たちらしい一本にできます。全国に店舗があり、相談しやすいのも魅力です。
人と違うデザインにしたい場合は、オプションの組み合わせでどこまで変えられるかを店舗で確かめましょう。
1981年の創業以来、オーダーメイドを中心に手がけるジュエリーブランドで、店舗のデザイナーに相談しながら指輪を作れます。ディズニーのブライダルジュエリーも扱っています。
「ケイウノの婚約指輪はありえない」と検索されることがありますが、その理由を示す調査は確認できていません。オーダーメイドが中心のブランドなので、好みのデザインにできるかは、デザイナーに相談しながら確かめられます。
ベルギー・アントワープにルーツを持つ、ダイヤモンドのカッターズブランドです。すべてのセンターダイヤモンドに「カット証明書」と「ヴァージン・ダイヤモンド証明書」を発行しており、購入後のメンテナンスは無期限の永久保証です。
ブランドを、芸能人がどれを選んだかという視点で比べたい方は芸能人が選んだ結婚・婚約指輪ブランドもご覧ください。
結婚指輪でも、「恥ずかしい」と言われる理由(定番すぎる・カジュアル・安すぎる)と、避けたいお店の特徴(保証・品質・価格表示)は婚約指輪と同じです。
違うのは、結婚指輪は毎日着けることです。デザインの印象より、着け心地と、傷やサイズ直しへの対応を重視しましょう。結婚指輪の選び方は結婚指輪の選び方|決める順番と7つのポイントにまとめています。
ブランドの評判が気になったときは、次の順番で考えると迷いにくくなります。
デザイン・素材・ダイヤモンドの選び方を順番に知りたい方は、婚約指輪の選び方|決める順番とポイントで詳しく解説しています。
ブランドの名前よりも、二人の好みや思い出を形にしたいなら、フルオーダーや手作りという方法もあります。デザインを一から考えられ、メッセージや二人にとって意味のある石を入れることもできます。
フルオーダーは、デザインの相談や修正に時間がかかることがあります。贈りたい日が決まっている場合は、早めにお店に相談し、逆算して進めましょう。
札幌でフルオーダーの婚約指輪を相談したい方は、工房Smith札幌の姉妹店で、ジュエリーのオーダー・リフォーム・修理の専門店RITZ GLANDEでも相談できます。
工房Smith札幌の本店では、婚約指輪を手作りできます。お見積もりからご制作、アフターケアまで対応しています。作り方は、プロポーズの後に二人で一緒に工房へ来てデザインを考える「おふたりの共同作業」と、贈る側がサプライズでこっそり作ってプロポーズする方法の両方を案内しています。制作中は職人がマンツーマンでサポートし、刻印・石留めは職人が行います(刻印以外の加工は2〜3週間のお預かりです)。形が歪んでもその場で修復できるため、これまで製品にならなかったケースはありません。
ブランドの既製品にはない「二人だけの一本」を、品質を確かめながら作りたい方は、工房Smith札幌の手作り婚約指輪コースで作り方と料金をご確認ください。結婚指輪も一緒に考えている方は、婚約指輪・結婚指輪の3本セットもご覧ください。
相手がどう感じるかは、相手の好みによるため一概には言えません。EXIDEAのアンケート(2025年9月、20〜60代の男女107名)は「恥ずかしいと思うブランド」を尋ねたもので(「ない」が62.6%)、贈られた相手ががっかりしたかどうかは調べていません。気になる場合は、相手の好きなブランドやデザインを事前にそれとなく確認するか、プロポーズの後に二人で選ぶ方法があります。
ダイヤモンドの4Cの評価が書面で分かるか、天然かラボグロウンかが明記されているか、保証とアフターサービスの内容が書面で分かるか、いつも二重価格になっていないかの4点を確認しましょう。ブランドの知名度よりも、この4点のほうが後悔を防ぐのに役立ちます。
工房Smith札幌の場合、彫金工法は即日〜3週間、WAX工法は3週間〜(特殊な石枠は約1か月)です。刻印以外のオプション加工を付ける場合は、2〜3週間お預かりします。
婚約指輪に「恥ずかしいブランド」は基本的にありません。アンケートで紹介された理由も「定番すぎる」「若者向けのイメージ」といったブランドの印象に関するもので、品質を評価したものではありません。本当に避けたいのは、ダイヤモンドの品質・保証・価格表示を確認できないお店です。
評判に振り回されず、二人の予算と好み、そして品質を確かめられるかを軸に選びましょう。ブランドにこだわらず二人だけの一本にしたい方は、工房Smith札幌の手作り婚約指輪コースもご覧ください。
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