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2022.9.27

平打ちの結婚指輪

結婚指輪・婚約指輪の知識

平打ちの結婚指輪の魅力とは?平打ちの特徴とメリット・デメリットを紹介

結婚指輪の形状としては甲丸が一般的です。ただ、平打ちという形状もあり、多くの人に選ばれています。

この記事では、平打ちの結婚指輪の特徴やメリット・デメリット、ほかの形状と比較した際の違いを紹介していきます。

平打ちの結婚指輪の魅力

平打ちの結婚指輪の魅力とは何なのでしょうか。

スタイリッシュな印象

平打ちの指輪はスッキリとして直線的な形状でスタイリッシュな印象があります。アーム表面がフラットでエッジがシャープな形状であり、アームの断面が長方形で角張っているので直線的な印象です。

リング幅や厚みを調整することで、ファッションリングのようにおしゃれなデザインに仕上げることもできます。可愛らしく女性的で繊細なデザインより、シンプルで直線的なデザインを好む人におすすめの形状です。

男性の手にも合う

平打ちはキリッとして重量感があり、男性の角ばった大きな手にも合います。

無駄のない形状なので、普段指輪をしない男性でも日常生活で使いやすく、飽きることなく長く身に着けることができるでしょう。

結婚指輪を購入するカップルによっては、女性は柔らかな印象になる甲丸、男性は力強さが表現される平打ちというように異なる形状を選択することもあります。

存在感がある

平打ちの結婚指輪には存在感があります。

結婚指輪は、平打ちとは異なる丸みのある形状が多い傾向です。そのなかで、平打ちの指輪は個性的に映り印象に残りやすくなります。

しっかりとした存在感を求めたり、デザイン性の高い結婚指輪にしたい場合は加工しやすい平打ちがおすすめです。

平打ちの結婚指輪のデメリット

平打ちは魅力がある一方でデメリットもあります。

着け心地に違和感があることも

平打ちの結婚指輪はエッジがしっかりしている分、薬指に接する中指と小指に当たって気になってしまう場合があります。また、指を曲げたときに角が当たるのが気になるかもしれません。

重厚感や存在感を強調するために、リング幅が太く厚みもあるデザインになっていることもあります。厚みは着け心地に影響を与える重要な要素です。

気になる場合は厚みが薄いデザインを選ぶなど、つけていてストレスを感じにくい平打ちを選ぶようにしましょう。

指が痛い場合も

エッジによって指が痛みを感じてしまうこともあります。着け続けると、いつも当たる部分が擦れてしまう可能性があるため注意が必要です。

その場合は、指当たりを良くするために、内側の角を削って丸みを持たせた内甲丸という形状を選ぶと圧迫感が少なくなります。

デザイン性だけでなく着け心地が考慮された平打ちを選ぶことをおすすめします。

平打ちと甲丸の違い

平打ち以外の指輪の形状としては甲丸があり、結婚指輪では平打ちより甲丸のデザインが一般的です。

平打ちはアームの断面が長方形ですが、甲丸はかまぼこのようなアーチ型です。角が取れているので平打ちと比べて優しい印象になります。中指や小指にあたっても気になることが少なく、着け心地が良い形状です。ふっくらとした柔らかさが女性に好まれ、昔から結婚指輪の定番になっています。

ただし、アーチ型になっていることから、平打ちと比べると彫刻などのデザインがしづらい形でもあります。装飾のバリエーションは、平打ちと比べると少なくなる傾向です。

なお、指輪の形状には平打ちと甲丸のほかにも、指輪の外側が曲面になっている平甲丸、甲丸とは逆で凹みのある逆甲丸、指輪の内側に丸みがある内甲丸などの種類があります。平打ちも甲丸も試着してみたけどしっくりこないという場合は、ほかの形状の結婚指輪も試着してみてはいかがでしょうか。

平打ちの結婚指輪の選び方

平打ちの結婚指輪の特徴やデメリットがわかったところで、選び方における気をつけるポイントも確認していきましょう。

素材にこだわる

結婚指輪を選ぶ際は見た目のデザインが重視されますが、金属の素材にもこだわって選びましょう。

平打ちは存在感のある結婚指輪になります。そのため日常生活で使うことを考えて質感や肌なじみの良さを気にすることも大切です。

例えばゴールドには、銀や銅などほかの金属を配合したイエローゴールドやピンクゴールド、シャンパンゴールドなどのバリエーションがあります。これらのカラーゴールドは肌なじみが良く、指輪が悪目立ちすることが少ないしょう。

また、ジルコニウムやチタンはプラチナやゴールドと比べて軽量です。軽くなることで平打ちによる違和感が軽減される可能性もあるため、これらの素材も選択肢として考えるといいかもしれません。

試着する

平打ちの結婚指輪を選ぶ際は、必ず試着して複数の指輪をつけ比べてみることをおすすめします。

デメリットでも紹介しましたが、平打ちは着け心地がよくなかったり違和感が出やすい形状です。指の形はひとり一人違うため、フィット感を確かめて購入するようにしてください。

同じデザインでも、リング幅や厚さによって見た目の印象も着け心地も大きく変わるため、細かいところも確認しながら選ぶことで、理想の指輪に出会える可能性は高くなります。

シャープな印象を弱める

平打ちはかっちりとしたシャープな印象の結婚指輪になるため、場合によっては表面加工などで、男性的な印象を弱めたデザインを選ぶのもよいでしょう。

男性の好みに合わせて同じ平打ちを選ぶことにしたけど、レディースリングには女性らしさが欲しいという場合もあるかもしれません。

そのような場合は、表面加工や宝石を入れることで柔らかさを出すことが可能です。優しい印象になる装飾を施したり、マット加工を施し指になじむようにしたりすることで、シャープさが抑えられます。

平打ちの結婚指輪におすすめの加工

ここでは、平打ちの結婚指輪におすすめの表面加工を3つ紹介します。

つや消し

表面加工には、鏡のようにピカピカに磨いてつやを出す加工(鏡面)がありますが、つや消しはあえて表面に凹凸をつけてつやを消す表面加工です。

ジュエリーの華やかさが苦手な人や指輪をつけ慣れていない男性でも、つや消し加工を施すことで毎日身につけることに抵抗がなくなるかもしれません。

光が反射しづらく金属の輝きが落ち着くため、平打ちの結婚指輪に施すと指になじみやすく上品な表情に仕上がります。

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スターダスト加工

スターダスト加工は、特殊な工具で表面に傷をつけることで星屑が瞬いているような輝きを表現する加工です。

光の加減でキラキラと輝くため、シンプルな結婚指輪の一部に取り入れるだけでも華やかなデザインになります。

平打ちの結婚指輪に表情をつけたいときにおすすめです。アーム全周に入れる、半周に入れる、ライン状に一部入れるなど、入れ方次第で個性的でおしゃれなデザインになります。

槌目(ハンマー仕上げ)

槌目は表面をハンマーで叩いて模様を作る加工です。角度や力の加減で叩く模様はひとつ一つ異なり、味わいのある風合いになります。

手作業で模様を加えていくため、形や大きさの異なる目となり温かみのある結婚指輪になります。クラフトテイストやアンティークが好きな人におすすめの表面加工です。

フラットな平打ちの結婚指輪には、槌目の模様が映えます。

平打ちの結婚指輪のデザイン例

平打ちの結婚指輪には様々なデザインがあります。先ほど紹介した表面加工や仕上げ、宝石などによって幅広いデザインが可能です。工房スミス札幌店の制作事例から、平打ちのデザイン例を紹介します。

鏡面

平打ちの結婚指輪
左の指輪は鏡面加工であり、一般的な指輪の表面加工ですが金属の光沢を楽しめます。

平打ちのシャープな印象がより引き立ち、存在感のある仕上がりになっています。

ハンマー仕上げ

ハンマー仕上げ
K18シャンパンゴールドの素材にハンマー仕上げで模様を施した結婚指輪です。手作り感がありとても温かみのあるデザイン。

ひとつ一つハンマーで模様をつけることで唯一無二のデザインになっています。

ハンマー仕上げとダイヤモンド

平打ち
左はプラチナのメンズリング、右はK18シャンパンゴールドのレディースリングで、ハンマー仕上げにダイヤモンドを施しています。

ハンマー仕上げによって落ち着きのあるアンティークの雰囲気に仕上がっています。

ハンマー仕上げとスターダスト加工

ハンマー仕上げとスターダスト加工
左の指輪は、プラチナベースにハンマー仕上げとスターダスト加工を施した結婚指輪です。

スターダスト加工で星屑のようにキラキラと豪華な輝きが表現され、ハンマー加工とのコンビネーションでオリジナルデザインになっています。シャープさもありながら華やかな印象も楽しめるデザインです。

ミル打ち

ミル打ち
平打ちに、小さな粒を均等に美しく打ち付けていくミル打ちという装飾技法を施した結婚指輪です。繊細で立体的になります。

右のレディースリングは上下に施し、ダイヤモンドを留めることで華やかに、メンズリングはセンターに1本ミル打ちを施すことでスマートに仕上がっています。

平打ちの結婚指輪を作るなら手作り

平打ちの結婚指輪なら手作りするのがおすすめです。リング幅や厚みを微調整できるため、自分の指にフィットする結婚指輪を作ることができます。

工房スミス札幌店では、一組に一人の職人がついてしっかりサポートするため、形状で心配なことがあればすぐに相談できるので安心です。

金属は、ピンクゴールドやシャンパンゴールドなど肌なじみのよい素材が用意されています。

ダイヤモンドは目利きのバイヤーが厳選した高品質のダイヤモンドで、さらに0.1ct以上は鑑定書付きと既製品以上に高品質です。誕生石など宝石をつけることも可能です。

つや消しやスターダストなどの表面加工も簡単に施すことができるため、表情豊かな平打ちの結婚指輪を作ることができます。

まとめ

平打ちの結婚指輪はストレートでシャープな印象の結婚指輪になります。ただ、着け心地や加工などには注意が必要です。自分にあったものを購入するようにしましょう。

結婚指輪は手作りすることもでき、手作りであれば自分の指にフィットする平打ちの形状で作ることができます。また、自分の手でデザインや加工ができるので、理想の指輪を作ることができます。

工房スミス札幌店では、フィット感を試しながら自分にあったリングを作っていきます。初めてでも、日々腕を磨いている職人が希望のデザインの実現に向けてしっかりサポートするのでご安心ください。

宝石や素材は既製品と同じレベルのものを用意しているので、高い品質の指輪を作ることができます。ぜひ体験してみてください。

工房スミスHP
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