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2023.8.4

結婚指輪の費用

結婚指輪・婚約指輪の知識

結婚指輪の相場は?予算はいくら?素材・男女別の平均費用・価格が決まるポイントを紹介|工房スミス札幌店

結婚指輪を用意しようとしている人は、どのくらいの予算で考えるべきなのか悩んでいるのではないでしょうか。結婚式の前後は何かとお金がかかるので、あらかじめ予算を知っておいたほうがいいでしょう。

そこでこの記事では、最新のデータから年齢別・素材別の価格相場を紹介します。価格の違いがどこで生まれるかについても説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

記事内のデータは「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」をもとに作成しています。

結婚指輪の相場は?

2本分の結婚指輪の全国平均は27.9万円となっています。価格帯ごとの比率は以下のようになっています。

5万円未満 0.5% 低価格帯(8.8%)
5~10万円未満 2.3%
10~15万円未満 6.0%
15~20万円未満 8.7% 中価格帯(75.2%)
20~25万円未満 28.4%
25~30万円未満 18.8%
30~35万円未満 19.3%
35~40万円未満 4.1% 高価格帯(16.0%)
40~45万円未満 3.2%
45~50万円 1.4%
50万円以上 7.3%
平均・万円 27.9万円

平均価格の前後10万円くらい、2本で15万円~35万円程度で約75%のカップルが結婚指輪を購入しています。

ここからは、このデータをより詳細に解説します。

男性・女性それぞれの相場

上のデータは2本の合計でしたが、夫と妻それぞれの結婚指輪の平均価格(全国推計値)は以下の通りです。

男性(夫) 女性(妻)
12.2万円 15.4万円

女性の方が3.2万円ほど高くなっています。その理由としては、女性の方が結婚指輪に盛り込むデザインの要素が多いからと考えられます。参考までに、以下は男女別の宝石に関するデータです。

ダイヤモンド ダイヤモンド以外 宝石はついていない
男性 24.3% 13.0% 67.0%
女性 87.0% 12.5% 10.0%

女性は9割近い人が宝石をセットしています。女性の方が高くなるのは、そういった原因もあるようです。

ただし、リングサイズは男性の方が大きいため、金属価格だけで見れば男性の方が高くなります。男女ともにシンプルなデザインの結婚指輪の場合、女性にだけメレダイヤ(小粒石のダイヤモンド)を施したとしても、金額にそこまで差は出てこないと思われます。

年齢別の相場

女性の年齢別の平均予算は以下の通りです。

女性(妻)の年齢 平均予算
24歳以下 17.0万円
25~29歳 14.8万円
30~34歳 16.7万円
35歳以上 14.7万円

24歳以下の若い層ほどリーズナブルな指輪を選んでいます。必ずしも比例しませんが、年齢が上がるにつれて予算が増えると考えられます。

年収別の相場

年収別の平均予算は以下の通りです。ここでは、あくまでも一般的とされる予算額を紹介します。

年収 平均予算
300万円~400万円 20万円~30万円
400万円~600万円 30万円~40万円
600万円~700万円 40万円~45万円
700万円~1,000万円 45万円~60万円

近年の結婚指輪の予算は「給料の1ヶ月分」が目安です。実際の平均購入価格と大差ないことがわかるでしょう。

ただし、賞与や住宅ローンの有無、結婚式を控えているなどの理由でもカップルごとの予算は変動します。2人が納得すれば、予算はあくまでも1つの基準に過ぎません。

素材別の相場

素材別の平均予算は以下の通りです。

素材の種類 平均予算(夫) 平均予算(妻)
プラチナ 27.9万円 27.9万円
ゴールド(ホワイト、ピンク含む) 24.5万円 23.8万円
コンビ(プラチナとゴールド) 31.9万円 31.9万円

プラチナは結婚指輪の素材として需要が高いため、ゴールドよりも高くなります。また、コンビは溶ける温度の違う金属同士をつけるため、ブランドによって加工費がアップします。

プラチナの結婚指輪の相場については以下の記事で解説しています。

プラチナの結婚指輪の相場とは?品質を下げずに相場以下で手に入れる方法も紹介

注文方法別の相場

注文方法別の平均予算は以下の通りです。

フルオーダー品 セミオーダー品 既製品
40.1万円 26.5万円 28.5万円

素材や形状、リング幅など自由にカスタマイズできるフルオーダー品が最も高くなっています。パターンの中からデザインを選ぶセミオーダーと、既製品の価格には大きな差はないようです。

 

参考:婚約指輪の相場はいくら?年代別購入平均価格と予算の目安|HOW TO MARRY

結婚指輪の相場・予算は何で決まる?

結婚指輪の予算が何によって決まるのでしょうか。

アームの素材

アームの素材によって予算は変わってきます。アームの金属はそれ自体に価値があるので、利用する素材を何にするか、どれだけの量を使用するかによって予算が変わるのです。

結婚指輪に使われる主な素材は、プラチナ、ゴールド、プラチナとゴールドのコンビの3種類です。プラチナが最も人気があり、男性84.8%、女性81.5%の人がプラチナの結婚指輪を選んでいます。

以下は結婚指輪によく使われる素材一覧です。

素材の種類 割金
Pt950(ハードプラチナ) プラチナ95%+パラジウム5%
Pt900 プラチナ90%+パラジウムまたはルテニウム10%
K18イエローゴールド 金75%+銀、銅25%
K18ホワイトゴールド(シャンパン) 金75%+銀、パラジウム25%
K18ピンクゴールド 金75%+銀、銅、パラジウム25%

各素材は純度100%の状態だと柔らかすぎるため、強度を保つためにほかの金属を混ぜています。それにより、硬さやカラーにバリエーションが生まれます。

装飾

指輪の装飾
結婚指輪に施す装飾によっても価格は変わります。装飾が多いほど価格は高く、シンプルなデザインほど安くなる傾向にあります。以下は装飾のオプション例です。

形状 ウェーブライン(S字)、V字ライン、ツイスト
表面加工 マット加工、スターダスト、ハンマー、ミル打ち、ハワイアン彫刻
刻印 レーザー刻印、手打ち刻印
宝石 ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、誕生石など

このような装飾のなかから多くを取り入れると、その分加工費と材料費がかかります。

リング幅

リング幅も予算に関係しています。結婚指輪の幅と厚みによって、素材の量が変わるからです。

太く厚くしたい場合には、その分費用がかかってくると考えておきましょう。

結婚指輪は女性用で2mm~3mm、男性用で3mm~4mmが一般的です。

宝石の質・量

ダイアモンド
宝石の質、量で予算は変わってきます。

たとえば、ダイヤモンドの質はGIA(米国宝石学会)が定めた国際基準である4Cによって決まります。4Cとはキャラット(carat)、カラー(color)、クラリティ(clarity)、カット(cut)の頭文字です。

ダイヤモンドの質が低いと本来の輝きが損なわれてしまうため、大きさや数よりも品質を重視しましょう。クラリティはSI1以上、カラーは無色とされるD・E・F以上がおすすめです。

結婚指輪の予算を決める際の3つのポイント

結婚指輪の予算を決めるときに、注意しておきたいポイントについて解説します。

予算を抑えながらも理想のデザインに

結婚指輪は、2人の関係を象徴する特別な指輪です。理想とするデザインがあるのに、予算を理由に妥協してしまうと、手元を見るたびに残念な気持ちになってしまいます。

予算を抑えながらも理想のデザインにするように工夫しましょう。宝石はなくす、裏側の装飾はしないなど、抑えられる部分は除くなどするのがよいでしょう。

予算内で理想とするデザインを実現するための方法としては、手作り指輪という選択肢もあります。既製品よりも価格を抑えながらも、同じ品質でデザインにこだわったものを作れます。

ブランドよりも品質を重視する

ブランドよりも品質を重視することで、予算を抑えられます。

ブランドものの指輪は品質や知名度は高いですが、価格も高いです。その価格には、デザインフィーやブランド費が含まれていることを忘れてはいけません。

既製品や手作りの指輪では、同じ素材を使っていますし、デザインもよいものが多いです。「絶対にこのブランドがいい!」と決めていない限りは、素材の品質やアフターサービスを重視するのがよいでしょう。

既製品以外も検討してみる

既製品の中から、予算内かつ理想のデザインの結婚指輪を見つけるのは難しいかもしれません。既製品の結婚指輪を選んでいる人は58.7%と全体の半数以上を占めていますが、残りの4割以上のカップルはデザインをカスタマイズしています。

実際にジュエリーショップで既製品を試着してみると「もう少しアームが細ければいいのに」「リング裏にメレダイヤをセットしたい」「ゴールドの方がしっくりくる」など様々なイメージがわいてきます。

オーダー品や手作り指輪なら、素材や形状、リング幅を自由に調整できるので、予算の範囲内で理想とするデザインを実現できる可能性が高まります。

結婚指輪の予算を抑える4つの方法

結婚指輪の予算を抑える方法を紹介します。

結婚指輪がリーズナブルに手に入るおすすめブランド5選

手作り指輪工房で作る

手作り指輪
手作り指輪工房とは、熟練の職人のサポートを受けながら、本格的な結婚指輪を手作りできるところです。

ブランドやジュエリーショップとは異なり、デザインフィーやブランド費がほぼかからないので予算を抑えられます。

ブランドが使っているものと同じ素材が用意されているので、好みのオプション加工を施せば、品質を下げずに理想とする結婚指輪を手に入れられます。

宝石を工夫する

宝石のセットを工夫することで予算を抑えられます。

たとえば、0.2ct~0.5ctのダイヤモンド1個よりも、0.03ct以下のメレダイヤを複数並べた方がリーズナブルです。メレダイヤを何粒も並べることで、輝きが増して上品かつ華やかな印象に仕上がります。

また、宝石をセットする石留めを工夫することでも、ダイヤモンドの輝きを最大限引き出せます。

プラチナ以外を選ぶ

日本ではプラチナの結婚指輪が人気ですが、プラチナは希少性が高いためどうしても費用が高額になります。ゴールドも価格が高騰しているため、プラチナと同じくらいの費用がかってしまいます。
結婚指輪の費用を抑えたい場合は、ジルコニウム、チタン などの素材を検討してもよいでしょう。

ただし、ジルコニウム、チタンは加工がしにくく、作成できるデザインが限定されたり、サイズ直しがしにくかったりというデメリットがあります。

今後数十年大切に身につけていく結婚指輪ですので、費用だけでなくメリットデメリットも含めて検討しましょう。

細い指輪にする

リング幅を1.5mm~2mmなどのように細いものにすることで、予算を抑えられます。細い分、使用する金属の量が減るからです。

細い指輪は華奢で繊細な印象を与えられますし、主張しすぎないので男性でもさりげなく身に着けられます。カジュアルからフォーマルまでどんな服装にも合わせやすく、指に触れる面積も少ないので、指輪を着け慣れていない方にもおすすめです。

ただし、細くなるほど強度も下がるため、重いものを持ったり運んだりするときは一時的に外すようにしましょう。

まとめ

結婚指輪は予算からデザインを決めてしまうと、後々後悔してしまうかもしれません。デザインも予算も妥協せずに結婚指輪を手に入れるなら、手作り指輪がおすすめです。

工房スミス札幌店は、素材やリング幅、宝石、石留め、表面加工など1万通り以上の組み合わせから世界にひとつだけの結婚指輪を手作りできます。

腕利きの職人が在籍しているので、予算内で理想とするデザインの指輪が作れるかどうか事前に相談もできます。お気軽にお問い合わせください!

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