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結婚指輪・婚約指輪の知識

クラフト感のある結婚指輪の作り方とは?手作りの方法やデザインなどを紹介

結婚指輪を購入するとなると気になるのはデザインです。定番のデザインでは面白みがない、もう少し自分らしさが欲しいなど、こだわりがある人もいると思います。

そんな人にはクラフト感のある結婚指輪がおすすめです。クラフト感のある結婚指輪には、既製品にはない様々な魅力があります。

この記事では、クラフトの結婚指輪の作り方や作るときの注意点、デザイン例などを紹介します。

クラフト感のある結婚指輪の魅力

クラフト感のある指輪とは、手作り感のあるデザインが特徴の指輪を言います。ここでは、クラフト感のある結婚指輪の魅力を紹介します。

独特なデザイン

クラフト感のある指輪には、独特の風合いや味があります。彫り模様をアームの一部や全周に施すなど、個性的なデザインになります。

ハンマーで叩いたりやすりで削ったりといった加工ができますし、叩く力の強弱によって様々な表情をつけられます。

結婚指輪は、表面を鏡のように磨いて仕上げるツヤあり加工が多く選ばれますが、あえて表面に凹凸をつけるように仕上げるとクラフト感のあるデザインになります。

このように、作り手のセンスによって味わいのある結婚指輪になります。

世界でひとつの指輪

手作りで柄などを入れることになるので、同じ柄はふたつとありませんし、世界にひとつだけの結婚指輪になります。

細かなところにこだわれるので、自分の理想の結婚指輪を作ることができます。

お互いのデザインなどを話し合ったり、一緒にデザインを考えることで2人の絆も深まるに違いありません。

日常生活になじむ

クラフト感のある指輪は、素朴なデザインになるので派手すぎず日常生活によくなじみます。

自分たちの仕事や生活スタイルに合わせたデザインにすることもできます。普段のカジュアルなファッションとも合わせやすく、違和感なく毎日身に着けることができるでしょう。

長く使う結婚指輪だからこそ、派手すぎず日常になじむ指輪にしておくのがよいかもしれません。

クラフト感のある結婚指輪のデザイン手法

クラフト感のある結婚指輪とは、具体的にどのようなデザイン手法を用いることで作るのでしょうか。以下のようなデザイン手法、加工の方法があります。

デザイン手法 特徴
ハンマー仕上げ リングの表面をハンマーで叩いて模様を作る加工です。 角度や力の加減を変化させながら何度もハンマーを打ちつけることで独特な風合いになります。凹凸により光によって表情が変わり、アンティークの雰囲気が楽しめます。
マット加工 あえて傷をつけることで光沢を落ち着かせる加工です。凹凸は非常に細かいため表面はハンマー加工と異なり滑らかな状態のままツヤを減らせます。落ち着いた印象、上品な印象になる。ジュエリーをつけ慣れていない人や男性でも抵抗なく身に着けやすいです。
スターダスト加工 表面に工具で細かい彫りを入れていく加工です。星屑のようにキラキラと輝くのが特徴。アーム全体に加工を入れることもできますが、一部にライン状に入れて輝きを引き立たせるデザインも人気です。ジュエリーの光沢感を楽しみたい人におすすめ。
ヤスリがけ 表面にヤスリ目のあとを残す加工です。粗さの異なるヤスリを使って不均一な模様をつけることで味わいが出ます。ヤスリのかけ方ひとつで滑らかにもできますし、凹凸を残すことも可能です。ヤスリの種類や大きさ、形状などによって仕上がりが変わります。

クラフト感のある結婚指輪の例

クラフト感のある結婚指輪の実際のデザインを、工房スミスで作ったもののなかから紹介します。

ハンマー加工

ハンマー加工
プラチナに鏡面の光沢を残しながらハンマー加工を施した結婚指輪です。ムーンストーンとサファイアがさりげなく埋め込まれています。シンプルながらもクラフト感が感じられる指輪です。

マット加工

マット加工
ひねりで無限を意味するメビウスリングです。表面はマット加工が施されており、クールな印象に仕上がっています。360度ひねることでとても立体感のあるデザインと、金属の落ち着いた色味が独特な風合いを醸し出しています。

スターダスト加工

スターダスト
プラチナのPt950が使用し、表面にスターダスト加工を施した結婚指輪です。ダイヤモンド部分だけでなく、全体が光の加減でキラキラと輝く美しいデザインです。素朴ながらも輝きがクラフト感を感じさせます。

ハワイアンリング

ハワイアンリング
ハワイの自然をイメージしたモチーフをアーム全周に彫刻したプラチナとゴールドのハワイアンリング。職人がひとつひとつ丁寧に彫刻を施しています。カジュアルさと手作り感を感じさせるデザインです。

ヤスリがけ

ヤスリがけ
ヤスリで削り出した跡をそのまま残して仕上げた結婚指輪です。シンプルなリングに表面加工を施すことで、ぐっとクラフトテイストに仕上がります。

ミル打ち

ミル打ち
レディースリング(右)はK18シャンパンゴールドに上下ミル打ち、メンズリング(左)はK18イエローゴールドで、センターミル打ちが施されています。2つのリングともに、ガーネットがナナコ留めで留められています。ミル打ちで模様を入れることでもクラフト感を感じさせることができます。

クラフト感のある結婚指輪を作る方法とは

クラフト感のある結婚指輪を作る場合、オーダーメイドにする、あるいは手作りするという選択肢が考えられます。ここでは、それぞれの方法について特徴を紹介します。

オーダーメイド

オーダーメイドには、イチからデザインを自由に決めていくフルオーダーと、用意されたデザインにアレンジを加えていくセミオーダーがあります。

セミオーダーは、決まったデザインや素材、加工法の中から気に入ったものを選択して組み合わせる方法です。選択肢が限定されるため選びやすいと言えます。ただし「こんなクラフトテイストにしたい」というイメージがしっかりある場合は、そのデザインが実現できるとは限りません。

デザインイメージが固まっている場合は、フルオーダーをおすすめします。フルオーダーメイドは、イチから素材やデザインなどすべて決めることができます。プロのデザイナーや職人とイメージを共有し、手作業で作られるため費用が高くなります。

結婚指輪はオーダーメイドが人気?人気のデザインと作り方を紹介

手作り

手作りすることでも、クラフト感のある結婚指輪を作ることができます。

結婚指輪の手作り工房では、自分たちの手でハンマー加工ややすりがけなどを行い、理想の結婚指輪を作ることができます。自分の手で作るからこそ、よりクラフト感のある指輪になるでしょう。

素材からデザイン、加工まで幅広い選択肢から決めることができます。自分たちで作業を行うので、気持ちが込もった愛着の湧く結婚指輪になるでしょう。もちろん、職人がサポートしてくれますし、難しい作業は職人が行ってくれます。

ひとつ一つを手作業で作り上げていく工程は、思い出になること間違いなしです。写真や動画に納めることができ、あとで見返すこともできます。ふたりのかけがえのない思い出になるはずです。

オーダーメイドより短期間で手元に届き、価格もリーズナブルなのもポイントです。

クラフト感のある結婚指輪を作る際の注意点

ここまで、クラフト感のある結婚指輪の魅力やデザインについて紹介してきましたが、クラフト感のある指輪を作るときには気をつけなければならないこともあります。

流行に偏りすぎない

流行に偏ったデザインにすることはおすすめできません。

「流行っているから」という理由で結婚指輪のデザインを決めてしまうと、一定の期間が過ぎると飽きたり不満を感じてしまう可能性があります。クラフト感のある指輪は、素朴さやそのカジュアルさが魅力です。流行に流されて自分の好みでないものにすると後で後悔するかもしれません。

また、年齢を重ねると、若いときに好んだデザインが合わなくなってしまったり、好みが変わって飽きてしまうことも考えられます。

流行を意識するより、自分のライフスタイルやファッションに合うもの、自分らしいと思えるデザインにすることをおすすめします。

金属の素材

クラフト感のある結婚指輪を作るときには、金属の素材も注意して選びましょう。

デザインや質感にこだわるあまり、金属の質を落としては後々変形や劣化を招いてしまいます。

一般的に、結婚指輪に使われるゴールドやプラチナは他の金属が含まれた合金です。ただ、他の金属の配合率が高くなるほど強度が保たれ装飾しやすくなりますが、ゴールドやプラチナの純度が低くなり見た目の美しさや価値が落ちてしまいます。金属を選ぶときにはプラチナではPt950、ゴールドであればK18などを選ぶのがよいでしょう。

また、ゴールドやプラチナは金属アレルギーになりにくいと言われていますが、ほかの金属の配合率が高くなることで金属アレルギーが出てしまうことがあるので注意しましょう。

サイズ直し

クラフト感のある指輪を作るときには、将来的にサイズ直しすることも考慮してデザインを決めるとよいです。

クラフト感を求めた結婚指輪には、リングの内側全周に名前や記念日などの刻印をしたものやひねりが入っているものなどは、サイズ直しが難しくなります。

結婚指輪は一生身に着ける指輪のため、体型に合わせてリサイズする可能性があります。そのため、クラフト感を追求するだけでなく、リサイズすることでデザインが崩れることが考えられるデザインは避けた方がよいでしょう。

長く使えるデザインに

結婚指輪は一生もののため、長く使いやすいデザインにすることをおすすめします。

クラフト感を求めるああまり、派手になりすぎたり変わったデザインにすると、年齢を重ねたあとに長く使えないかもしれません。また、細かい装飾のメンテナンスが負担になったり、服や物に引っ掛かりやすい装飾をつけると変形してしまう可能性があります。

日々のお手入れがしやすく、歪んだり変形したりするリスクが少ないデザインにすると良いでしょう。

まとめ

クラフト感のある結婚指輪を選ぶ場合は、オーダーメイドか結婚指輪を手作りするのがよいでしょう。手作りすると自分の好みのデザインに仕上げることができ、費用を抑えることも可能です。また、ふたりで一緒に結婚指輪を作ることは良い思い出作りにもなるのでおすすめです。

工房スミス札幌店では、幅広いデザインの結婚指輪をペアで15万円から作ることができます。ツヤ消しやスターダストなど様々な加工に対応しているので、クラフト感のある指輪を作れます。

素材についてはゴールドであればK18、プラチナはハードプラチナ950と高品質のものを用意。ダイヤモンドは目利きのバイヤーが厳選した高品質のダイヤモンドで、さらに0.1ct以上は鑑定書付きなので安心です。サイズ直しや宝石のメンテナンスなどのアフターサービスのフォローももちろんあります。

手作りで温もりのある結婚指輪を希望するなら、制作工程で職人がしっかりサポートしてくれる工房スミス札幌店を検討してみてはいかがでしょうか。

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