結婚指輪の素材比較｜ゴールド・プラチナなど7種類の特徴とおすすめ選び方4ポイント

結婚指輪は長く身につけるものだからこそ、素材選びはとても重要です。素材によって見た目や耐久性、価格、メンテナンスの手間が異なるため、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選びたいですね。

また、金属アレルギーを持っている方は、肌に優しい素材を選ぶことも重要です。本記事では、結婚指輪の素材ごとの特徴や選び方のポイントを詳しく解説、おすすめの素材を紹介します。

結婚指輪の素材選びのポイント4つ

素材選びといっても、何を比べれば良いのかわかりませんよね。押さえておくべきポイントは以下の4つです。

1. 耐久性と変色のしにくさを考慮する

結婚指輪は日常的に着用するアイテムのため、傷つきにくさや変色しにくさが重要なポイントです。

プラチナは変色しにくいだけでなく、耐久性にも優れています。ゴールド系の素材は比較的変色しにくい特性がありますが、ホワイトゴールドのように合金の配合によって耐久性が異なります。一方、シルバーは酸化しやすいため、こまめなお手入れが必要です。また、チタンなどの異素材は非常に丈夫で、傷や変色に強い特徴があります。しかし、木製の指輪は水や湿気に弱いため、取り扱いには注意が必要です。

2. 肌の色やファッションとの相性を考える

指輪の色がご自身の肌になじむかどうかも、重要な要素です。肌の色に合った素材を選ぶことで、手のトーンが明るく見えることがありますので、実際に試着して確かめてください。

素材によって与える印象は異なり、プラチナやシルバーはクールな印象を与え、ホワイトゴールドのような黄みのあるイエローゴールドやシャンパンゴールドは温かみのある雰囲気を演出します。また、ピンクゴールドは肌なじみがよく、優しい印象を与えます。普段身につけているアクセサリーや、ご自身のファッションテイストとの相性も考慮して選ぶことが大切です。

3. アレルギーの有無を確認する

金属アレルギーをお持ちの方は、結婚指輪の素材選びに特に注意が必要です。一般的に、プラチナやゴールド、シルバーはアレルギー反応を起こしにくいとされていますが、これらの素材に含まれる合金の種類や割合によっては、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。例えば、ホワイトゴールドはパラジウムやニッケルなどの金属が混ぜられていることがあり、これらが原因でアレルギー反応が出るケースもあります。

金属アレルギーが心配な場合は、事前にパッチテストを受けて、ご自身の肌に合う素材を確認することをおすすめします。金属アレルギーの方には、チタンやステンレスのような医療用器具にも使用される素材が適しています。これらはアレルギー反応を起こしにくく、安心して身につけることができます。また、木製の指輪や異素材を組み合わせたデザインの指輪も、金属を一切使用しないタイプであればアレルギーフリーで、選択肢の一つとして検討できます。

4. ライフスタイルに合わせる

結婚指輪の素材は、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。例えば、日常的に手作業が多い方には、傷がつきにくいプラチナやK18（18金）ゴールド系の素材がおすすめです。特にK18は、ゴールドの純度を示す単位で、全体の75%が金であることを意味します。海外では結婚指輪の素材としてゴールドが主流で、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどバリエーションも豊富です。ホワイトゴールドはプラチナに似た白い輝きを持ちますが、より軽量で価格もリーズナブルな傾向があります。

また、プラチナやゴールドは加工しやすいため、デザインの選択肢が広い点も魅力です。一方、木製の指輪は水や湿気に弱いため、頻繁に手洗いをする職業の方には不向きですが、個性的な異素材として特別な日に身につけるのも良いでしょう。指輪の幅もライフスタイルに影響します。例えば、6mm幅のような太めのリングは存在感があり、男性にもおすすめです。しかし、指の形や手の大きさによって似合う幅は異なりますので、試着して確認することをおすすめします。

7種類徹底比較！指輪の代表的な素材と特徴

結婚指輪の素材は、プラチナやゴールドといった価値の高いものが選ばれる傾向にあります。これら以外にも、金属アレルギーを考慮した素材や、個性的なデザインが魅力の異素材も人気です。

1. プラチナ｜王道人気の高級感と耐久性

プラチナは、その純粋な白い輝きから「永遠の愛」を象徴する素材として、結婚指輪の定番として高い人気を誇っています。

この素材は、変質や変色の心配がほとんどなく、耐久性にも優れているため、日常生活で長く愛用する結婚指輪に最適です。また、プラチナは金属アレルギーを起こしにくい特性を持つため、敏感肌の方でも安心して身につけられます。

このため、プラチナは高級感と実用性を兼ね備えた、一生ものの指輪にふさわしい選択肢と言えるでしょう。

工房Smith札幌ではさらに強度の高いハードプラチナ950を使用しています。

おすすめの人

プラチナは、変色せず長く使える結婚指輪を求める方に特におすすめです。

また、肌に優しく金属アレルギーが気になる方にも適しており、安心して日常的に着用できます。その上品で洗練された白い輝きは、どんな服装にも合わせやすく、落ち着いた大人の雰囲気を好む方に最適です。

結婚指輪の王道ともいえるプラチナは、その耐久性と美しさから、一生もののジュエリーとして多くの方に選ばれています。

2. イエローゴールド｜華やかでクラシックな輝き

イエローゴールドは、古くから宝飾品の素材として愛されてきた、華やかで温かみのある輝きが特徴です。クラシカルな雰囲気を演出し、欧米では結婚指輪の定番素材とされており、日本でもその人気が高まっています。

イエローゴールドは、金に銀や銅を混ぜ合わせた合金であり、純金よりも硬度が高いことからジュエリーに適しています。K18などのイエローゴールドは、比較的変色しにくい素材の一つですが、全く変色しないわけではありません。長く愛用するためには、着用後に柔らかい布で汗や皮脂を拭き取るなどの日常的なお手入れが推奨されています。金の純度によって色合いや硬度が異なり、肌になじみやすい色合いは多くの人に選ばれています。

おすすめの人

イエローゴールドは、華やかで温かみのある輝きが特徴で、クラシックな雰囲気を好む方におすすめです。カジュアルな服装にも馴染みやすく、普段からゴールドのアクセサリーを身につけている方にも自然にコーディネートできます。

また、変色しにくい性質を持つため、日常使いにも適していると言えるでしょう。この素材は、欧米で結婚指輪の定番として人気が高く、日本でもその人気が近年増加傾向にあります。

3. ピンクゴールド｜柔らかくフェミニンな雰囲気

ピンクゴールドは、金に銅と少量の銀を配合することで作られる、温かみのあるピンク色が特徴の素材です。

一般的なピンクゴールドの金の割合は75%（K18）で、銅の割合によって色味が変化します。銅の含有量が多いほど赤みが強くなり、少ない場合は淡いピンク色になります。肌なじみが良いことに加えて、女性らしい柔らかくフェミニンな印象を与えるため、多くの女性に選ばれています。

また、銅を多く含むことから耐久性にも優れており、日常使いにも適しています。最近では、その優しい色合いから男性の結婚指輪としても人気が高まっており、ペアリングとしても統一感を出しやすい素材です。

おすすめの人

ピンクゴールドは、肌になじむ優しい色合いで、華美になりすぎず上品な雰囲気を求める方におすすめです。また、可愛らしいデザインを好む方にも適しています。

女性らしい柔らかな印象を与えつつ、最近では男性にも人気があり、紳士的なイメージを演出することも可能です。

4. シャンパンゴールド｜上品で落ち着いた輝き

シャンパンゴールドは、イエローゴールドとプラチナの中間の色味を持ち、上品で落ち着いた輝きが特徴です。

派手すぎないのに、ゴールドの温かみを感じられるのが魅力です。少しアンティークな雰囲気も漂い、大人っぽいデザインを好む方におすすめです。プラチナの白い輝きとゴールドの温かみの両方を求める方に適しています。

おすすめの人

シャンパンゴールドは、金にパラジウム、銀、銅などを配合して作られる金合金の一種で、イエローゴールドの華やかさとホワイトゴールドの落ち着きを併せ持つ、上品で落ち着いた輝きが魅力です。

シャンパンのような淡いゴールドカラーが特徴で、日本人の肌にも馴染みやすいとされています。そのため、プラチナの落ち着いた雰囲気とゴールドの温かみのある輝きの両方を求める方や、大人っぽい洗練されたデザインの指輪を求める方におすすめです。落ち着いた雰囲気が好みで、派手すぎない指輪を選びたい方に適しています。

5. シルバー｜手軽に楽しめるスタイリッシュな素材

結婚指輪の素材としては珍しいシルバーですが、手頃な価格とデザインの豊富さから、個性を求めるカップルに選ばれることがあります。

シルバーは金属の中でも特に強い輝きを放つ一方で、酸化しやすく黒ずみやすいというデメリットがあります。そのため、こまめなお手入れが必要不可欠です。中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗浄したり、シルバー磨きクロスで磨いたりすることで、美しい輝きを保つことができます。また、温泉など硫黄成分が含まれる場所では変色しやすいため、注意が必要です。

シルバーは加工しやすく、プラチナやホワイトゴールドでは難しい繊細なデザインも実現できるため、デザイン性を重視する方にも魅力的な素材です。手軽に楽しめる点が大きな魅力といえるでしょう。

おすすめの人

シルバーの指輪は、カジュアルな装いを好む方におすすめです。また、コストを抑えつつ個性的なデザインを選びたい方にも適しています。シルバーは変色しやすい性質があるため、こまめにお手入れできる方におすすめです。

 6.木製リング｜ナチュラルで温かみのあるデザイン

木製の指輪は、ナチュラルな風合いと温かみのある質感が特徴で、個性的なデザインが楽しめます。金属を一切使用しないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して身につけられる点が大きな魅力です。

ただし、木は水や衝撃に弱く繊細な素材のため、日常使いには注意が必要です。スポーツや重い荷物を運ぶ際、自転車のグリップを強く握るようなシーンでは、指輪を外すことをおすすめします。適切なケアを行うことで、長く愛用できる特別な一本となるでしょう。

おすすめの人

木製リングは、金属アレルギーが心配な方や、自然な木の質感を楽しみたい方におすすめです。金属を一切使用しないデザインを選べば、安心して身につけられます。また、デリケートな素材のため、こまめに指輪をつけ外しできる方にも適しています。

 7.チタン｜軽くて丈夫なアレルギーフリー素材

チタンは、その軽さと優れた耐久性から、結婚指輪の素材として近年注目されています。特に、金属アレルギーを持つ方にとっては安心して身につけられる素材であり、肌への刺激が少ないため、長期間快適にご使用いただけます。

また、変色しにくい特性も持ち合わせているため、美しい輝きを保ちやすい点も魅力です。ただし、チタンは加工が難しいため、サイズ直しなどの修理に対応しているショップが少ない傾向にあります。そのため、購入前に保証内容やアフターメンテナンスの可否を十分に確認することをおすすめします。

おすすめの人

チタンは非常に軽くて丈夫な素材で、日常使いに最適です。特に金属アレルギーが心配な方や、指輪をつけっぱなしにしたい方におすすめです。金属アレルギーを起こしにくいため、安心して身につけることができます。また、変色しにくい特性も持ち合わせているため、長期間美しい状態を保てます。

しかし、サイズ直しなどの修理が難しい場合があるので、購入前にアフターメンテナンスの有無を確認することが重要です。

自分にあった素材を選ぼう

結婚指輪の素材は、見た目の美しさだけでなく、耐久性やアレルギーの有無、さらには日々のライフスタイルを考慮して選ぶことが重要です。

プラチナは高級感と優れた耐久性を兼ね備え、イエローゴールドはクラシカルな雰囲気を演出します。また、肌なじみの良いピンクゴールドはフェミニンな印象に、シャンパンゴールドは落ち着いた上品さを醸し出します。

金属アレルギーが気になる方には、医療機関での検査を受けた上で、アレルギー対応の素材を検討することをおすすめします。

工房Smith札幌では、K18イエローゴールド、K18ピンクゴールド、K18シャンパンゴールド、ハードプラチナ950といった高品質な貴金属素材から、お客様ご自身で結婚指輪を手作りいただけます。ご自身のスタイルや好みに合った素材を選び、一生大切にできる結婚指輪を見つけましょう。