婚約指輪・結婚指輪はどの指に着ける？指ごとの意味や結婚前後の付け方を紹介

大切な人にもらった結婚指輪。一般的には左手薬指にはめるイメージがあるかもしれませんが、「絶対この指にはめないとダメなの？」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

中には「皆と同じはいや！他の指につけたい！」と考えている人もいるかもしれませんね。

本記事では、ブライダルリングを左手薬指につけるようになった理由、結婚指輪を着ける指ごとの意味、左手薬指以外にはめる時の注意点についてまとめています。

婚約指輪と合わせて結婚前後の着け方も紹介するので、指輪の着け方に悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

なぜ左手の薬指に指輪を着けるの？

ブライダルリングを着ける指には明確なルールはありませんが、日本では婚約指輪も結婚指輪も左手の薬指に着けるのが一般的です。これは文化的な習慣によるもので、ほとんどの人が右利きであるため、日常的にあまり使わない左手の薬指に着けることで指輪が傷つきにくいという実用的な理由もあります。

しかし、海外では右手薬指に婚約指輪や結婚指輪を着ける習慣がある国も存在します。たとえば、ロシアやドイツ、オーストリア、スペインなどでは右手薬指に結婚指輪を着けるのが一般的です。結婚前にはエンゲージリングとして右手の薬指に着ける人も多く見られます。

また、婚約指輪は右手、結婚指輪は左手といったように、異なる指に着けることも可能です。既婚者であっても、指輪を着ける指は個人の自由であり、絶対に左手の薬指でなければならないという決まりはありません。

婚約指輪・結婚指輪の位置として左手の薬指が一般的になった歴史

婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指にはめる習慣は、古くからの言い伝えに由来しています。特に古代エジプトでは、左手の薬指と心臓が直接血管で繋がっているという伝説があり、永遠の愛を誓う象徴としてこの指に指輪をはめるようになったと言われています。

ブライダルリングの概念は古くから存在しますが、特定の指にはめることが明確に定められたのはもっと後の時代です。1614年にローマ・カトリック教会が、左手の薬指に結婚指輪をはめるよう布告したことが大きな転機となりました。この布告とカトリックの布教活動が相まって、左手の薬指に指輪をはめる文化が世界中に広まったとされています。

婚約指輪・結婚指輪は左手の薬指に着けるべき？

ブライダルリングは左手薬指に着けることが一般的ですが、右手薬指に婚約指輪や結婚指輪を着けたいと考える方もいらっしゃいます。

世界的に見ると、指輪を着ける指の風習は地域や国によって異なり、例えばロシア、ドイツ、オーストリア、スペインなどでは右手薬指に結婚指輪を着けるのが一般的です。さらに、インドや東南アジアの一部地域では、足の指に着ける風習もあります。

このように、指輪を着ける指に明確な決まりはなく、文化や個人の考え方によって自由に選ぶことができます。

婚約指輪・結婚指輪を右手薬指に指輪を着けるのにはいくつかの意味がある

右手の薬指に指輪を着けることには、創造性を高める意味が込められています。一方で、左手の薬指を結婚するまで空けておきたいという方が、既婚者であることを暗に示したり、異性からのアプローチを避けたりする目的で右手の薬指にエンゲージリングやラブリングを着けることもあります。

ファッションの一部として、その日の服装や気分に合わせて、あえて右手の薬指に指輪を着ける場合も少なくありません。このように、婚約指輪を右手の薬指に着ける人には様々な意図があります。それぞれの指に込められた意味を知ることで、指輪をよりパーソナルなものとして楽しむことができるでしょう。

婚約指輪・結婚指輪は右手に着けてよい？

婚約指輪や結婚指輪をどちらの手に着けるかについては、特に厳格なルールはありません。日本では一般的に左手の薬指に着用する風習がありますが、これはあくまで習慣的なものです。利き手が左手であるため、日常生活での着用を考慮して右手の薬指に指輪を着ける方もいらっしゃいます。

また、アレルギー体質の方や仕事の都合で指輪を着用できない場合は、指輪をチェーンに通してネックレスとして身に着けることも可能です。既婚の方が右手の薬指に指輪を着けていても問題はありません。結婚前であっても、婚約指輪を右手の薬指に着用することで、ファッションの一部として楽しんだり、他の指の意味合いを考慮して選んだりすることもできます。

右手と左手、指ごとの意味を知ろう

指輪は着ける指によって意味が異なり、特に結婚指輪や婚約指輪を選ぶ際には、その意味を知ることが大切です。右手と左手でも意味が異なるため、それぞれが持つ意味を理解しておくと良いでしょう。

右手は古くから「権力や権威」を象徴すると言われており、指ごとの意味として、親指は「意志の強さ・決断力」、人差し指は「指導力、性格の活発化」、中指は「良い人間関係、直感力」、薬指は「創造」、小指は「幸運とチャンス、秘密」を意味します。自分の意志や能力をアピールしたい場合に右手に指輪を着けるのがおすすめです。

一方、左手は「服従と信頼」を意味するとされ、自分の内面と繋がるという説もあります。親指は「意志の強さ・決断力」、人差し指は「指導力、性格の活発化」、中指は「良い人間関係、直感力」、薬指は「愛情、絆」、小指は「チャンス、恋愛成就」を意味します。婚約指輪は左手薬指に着けるのが一般的ですが、これは左手薬指が心臓と繋がっているという古代エジプトの言い伝えが由来とされています。

これらの意味を踏まえて、指輪を着ける指を選ぶことで、よりパーソナルな意味合いを持たせることが可能です。

＞＞＞指輪をつける位置による意味・指に合わせた魅力的なデザインを紹介

結婚式はどの指に着ける？

結婚式で婚約指輪や結婚指輪を着ける指に厳密なルールはありませんが、一般的な慣習があります。日本では、婚約指輪と結婚指輪は左手の薬指に着けるのが主流です。これは、左手の薬指が心臓とつながる特別な血管があるという古代からの言い伝えや、愛や絆を深めるという意味が込められているためです。また、日常生活であまり使わない左手薬指に着けることで、指輪が傷つきにくいという実用的な理由もあります。

結婚式当日の指輪交換では、新婦は結婚指輪を左手の薬指に着用します。もし婚約指輪も重ねて着ける場合は、結婚式中は婚約指輪を右手の薬指に一時的に移しておくのが一般的です。指輪交換で結婚指輪を左手薬指にはめた後、エンゲージカバーセレモニーとして、右手薬指から婚約指輪を外し、結婚指輪の上に重ねて着けることができます。

結婚後も婚約指輪を身につけたい場合は、結婚指輪と重ねて左手の薬指に着けたり、右手薬指に着けたりする方もいらっしゃいます。

結婚後に着ける指輪を変えるのもあり

結婚指輪は左手薬指に着けるのが一般的ですが、結婚するまでは婚約指輪（エンゲージリング）を右手の薬指に着け、結婚後に結婚指輪を左手薬指に着けるケースも多く見られます。

結婚式の際には、指輪交換で左手薬指に結婚指輪をはめた後、右手の薬指にしていた婚約指輪を外して結婚指輪の上に重ねる着け方も一般的です。

結婚後は普段使いとして結婚指輪だけを左手薬指に着け、式典など特別な場面で豪華なデザインの婚約指輪を身に着ける人も多いでしょう。もちろん、「結婚後も婚約指輪をたくさん着けたい」という方は、休日などに左手薬指に結婚指輪と婚約指輪の両方を重ね着けしたり、右手薬指に婚約指輪、左手薬指に結婚指輪というように、自由に指を変えて楽しむことも可能です。

男女関係なく、婚約指輪・結婚指輪の着け方にはルールがない

婚約指輪や結婚指輪を身に着ける際、一般的には左手薬指が主流とされていますが、明確なルールはありません。どの指にエンゲージリングを着けるか、またその頻度についても個人の自由です。

結婚式当日に婚約指輪を着用する場合、結婚指輪を重ね付けしやすいように、婚約指輪は右手の薬指に着用し、既婚者であることを示す結婚指輪を左手薬指に着けることがおすすめです。結婚前も結婚後も、ご自身の好みやライフスタイルに合わせて、婚約指輪や結婚指輪の着け方を自由に選択し、ファッションの一部として楽しむことができます。

婚約指輪・結婚指輪を違う指にはめたい！気をつけるポイントとは

実は明確なルールがない結婚指輪と婚約指輪。「それなら結婚指輪は自分の好きな指に着けたい！」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん自分が希望する指にはめるのはそれだけで個性が出ますが、幾つか確認しておくと良いポイントがあります。

違う指につけても良い環境か

結婚指輪は日常的に身につけることが多いですが、仕事の種類によっては、左手薬指以外の指につけることが難しい場合があります。左手薬指以外に結婚指輪をつけていると、ファッションリングと誤解されやすく、職場によっては着用が認められないケースも存在します。

例えば、アパレル関係の仕事では比較的許容されやすい傾向がありますが、銀行員や公務員など、真面目なイメージを重視する職種では、着用を控えるべき場合もあります。せっかく購入した結婚指輪が日常的に使えないのは残念ですので、左手薬指以外の指につけることを検討する際は、ご自身の生活環境や職場の規則などを事前に確認し、婚約指輪と同様に周囲への影響を考慮することが大切です。

お葬式の時は外すのがベター

お葬式では、一般的にアクセサリーの着用は控えるべきとされていますが、結婚指輪と悲しみの涙を意味するパールジュエリーは例外的に認められています。しかし、左手の薬指以外にはめている結婚指輪や婚約指輪は、ファッションリングと見なされ誤解を招く可能性があるため、葬儀の場では外すのが無難です。

もし、急な葬儀で指輪が外せない場合は、黒い手袋を着用することで対応できます。日頃から指輪を外す習慣をつけ、いざという時に困らないように心がけましょう。

人とは違う婚約指輪・結婚指輪を手に入れるなら工房Smith札幌店

「人とは違う特別な指輪が欲しい」という方に、工房Smith札幌の手作りブライダルリング体験がおすすめです。既製品は左手薬指にはめることを前提に作られていることが多いですが、手作りならご自身の希望する指に合わせたエンゲージリングや結婚指輪を一からデザインできます。

デザインは自由に決められ、制作中は豊富な経験と高い技術力を持つプロの職人が完全にサポートしますので、安心して進められます。

例えば婚約指輪を右手薬指に着けたい場合や、結婚後に左手薬指以外の指に着けたい場合でも、その指に合わせた最適なデザインを実現できるのが手作りの魅力です。

既製品と変わらないクオリティの指輪を自分の手で作り上げる過程は、お二人の大切な思い出にもなります。幻想的な店内で生み出される世界に一つだけのリングには、お二人の特別な思いが込められることでしょう。工房Smith札幌で、お二人だけの特別な指輪を作ってみませんか。

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